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東日本大震災によって生じた震災がれきの広域処理が進んでいません。がれきに含まれる放射性物質が危険だからではありません。震災がれきの広域処理に反対する声が大きいからです。放射能被害の実態から見ると、少なくとも

震災がれきに関しては、私たちが毎日太陽や地面から被曝(ひばく)している量以下

しか検出されていません。根拠は国民が不信感を持っている国のデータではなく、震災がれきを受け入れている各地の廃棄物処理施設の公表データです。(東京都の例

雨やホコリや海水にくっついて放射性物質が福島から全国に拡散しているのは事実ですが、現在そして今後の人的被害の大きさを考えれば、がれきの山によってすでに健康被害が深刻になっている岩手、宮城両県の被災者を救うことが先決です。

放射能が原因で死ぬ人より呼吸器の病気、ストレスが起因の病気で死ぬ人の方が何万倍も多い

と確実に予想できるからです。広域処理の対象になっていない福島県の実態も同じですから、対策の遅れが文字どおり命取りになっています。ご理解いただければ幸です。

さて、ようやく本題ですが、

日本は医療による放射線被曝が世界一

です。

原発事故で拡散した放射線量の数百倍という量を年に数回受けている方も珍しくありません。

それでは、医療被曝が原因でどれだけの人が亡くなっているかというと、独立行政法人放射線医学総合研究所サイトでこう推計しています。「Q.CT検査程度の線量でがんになるのでしょうか?
A. 計算上は、1万人中数人ががんで死亡することになりますが、検査を受けなくても3人に1人はがんで亡くなっています(日本の場合)。
繰り返しますが、CT検査で受けるような少量の放射線によるがんのリスクの増加は、科学的に証明されていません。放射線防護の立場からは、人体を防護するための基準は、放射線に少しでも被ばくすればがんのリスクが直線的に増えるという仮定を用いています。 基準のもととなっているのは、原爆被爆者のデータです。ここから得られた被ばく線量と発がんとの関係を用いると、1万人が10mSv(およそCT検査1回分に相当)を受けた場合、その中で5人が、その放射線被ばくに起因するがんで死亡すると推計されます。一方、放射線被ばくを受けなかったとしても、1万人中約3,000人ががんで死亡します。これらのがんは明確に特定されているわけではありませんが喫煙、食事、ウィルスや環境汚染物質などのように一般の生活環境における要因が原因と考えられています。つまり、CT検査の放射線被ばくによってがんのリスクが増加すると仮定するとしても、その大きさはこれらの不特定の原因によるがんリスクと比べて非常に小さいと考えられます。」(原文は削除されています・・・)

以上のことから、私たちは震災がれきや病院の検査の危険性を自分なりに把握しておく必要があります。下図の「放射線被ばく早見図」を参考に、どの程度危険なのかを考えて見てください。(図はクリックすると拡大できます)

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