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パワースポットとして注目を浴びている沖縄の御獄ですが、その効果を確かめるべく、2010年11月御獄デビューしてきました。その結果、日光東照宮を訪れたときと同じ体験をしました。それは疎外感です。よそ者扱いされている、そんな感覚です。解かり易く言えば、

聖地は神との交信の場

ですから、僕と交信してくれる神様がいなかったということです。よけい解かりにくい・・・、失礼しました。

おそらく、沖縄の聖地は多くがかつて墓地だったと思われます。祖先崇拝が宗教と同列の島ですから、崇拝の場から神事を行う場に変容していったのでしょう。神事には神のお告げも必要ですから、神と交信できる場として墓地から祈願所へ姿を変えたというわけです。

前置きが長くなりましたが、今回訪問したのは今帰仁村(なきじんそん)のクバ御獄です。

御獄とは森(むい)、城(ぐすく)、拝所(うがんじゅ)といった沖縄では聖地とされている場所の総称

です。一方、Wikipediaによると、

パワースポットとは「清田益章による和製英語で」、「人を癒すとされる水があったり、人に語りかけるとされる岩があったり、あるいは磁力を発する断層があったりする」場所

と定義されています。私にはそのようなパワーを感じる能力がないので、定義にあるような水や岩や磁力には巡り会えませんでしたが、唯一感じたのは、多くの人の祈念でした。願い求める無数の念が、御獄全体を重い空気にさせているように感じました。

クバ御獄の周辺地図

クバ御獄の写真はここにもあります。

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