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齢(よわい)50にもなるとボケる心配が日に日に大きくなります。そこで、今回は自宅で簡単にできる認知症の検査方法をご紹介します。老化によるボケ度も検査できますので、是非自分で検査をしてみてください。

ご紹介するのは、「改訂長谷川式スケール」という検査方法です。九つの質問に答えるだけですから5分で終わります。自己採点をして結果がわかるまででも10分かからない検査です。ボケを心配するより、さっさと検査をしてこれからの人生に活用していく方がベターな人生です。怖がらずに始めてください。

検査項目と採点方法は下記のとおりです。検査方法は自問自答でも、両親や配偶者へ問いかけるやり方でもOKです。世間話のついでにできるのでとても簡単です。

質問1:あなたは何歳ですか?

(かぞえ年でも正解。正解なら1点)

質問2:今日は何年の何月何日の何曜日ですか?

(年、月、日、曜日別に採点し、正解なら各1点。なので満点なら4点)

質問3:今いる場所はどこですか?

(自宅、病院、施設程度の解答でも正解。正解なら2点。選択肢を三つ与えて、例えば「ここは自宅ですか?病院ですか?施設ですか?」と質問して正解できれば1点)

質問4:これから言う3 つの言葉を言ってみてください。あとでまた聞きますのでよく覚えておいてください。最初は桜です。次は猫です。最後に電車です。では、言ってみてください。

(正解すれば各1点。質問7で再度言葉を覚えているかテストする)

質問5:100 から7 を順番に引いてください。100-7 は?(この質問が不正解の場合は次の質問はしない)、それからまた7 を引くと?

(正解は93、86。各1点。「92 引く7 はいくつですか?」と質問しないこと)

質問6:私がこれから言う数字を逆から言ってください。6、8、2を逆から言ってください(間違えたら次の3、5、2、9は質問しない)。次に3、5、2、9を逆から言ってください。

(正解は2,8,6と9,2,5,3。各1点。)

質問7:先ほど覚えてもらった○個の言葉をもう一度言ってみてください。

(○は質問3で正解した言葉の数。1個又は2個しか正解できなかった場合にはその1個又は2個の名前を言わせる。自発的に回答し正解すれば各2点。もし回答がない場合「最初は植物の名前でした。」「二番目は動物の名前でした。」「三番目は乗り物の名前でした」とヒントを与え正解であれば各1点。なのでノーヒントで満点なら6点。ヒントを出しての満点なら3点。)

質問8:これから5 つの品物をひとつずつ見せます(時計、鍵、タバコ、ペン、硬貨など必ず相互に無関係な5品を見せる)。今度はこれらを隠しますのでなにがあったか言ってください。(隠した後で、5品の名前を言わせる。順不同でもよい)

(正解すれば各1点の5点満点。誰もがわかる品物にすること)

質問9:知っている野菜の名前を10個言ってください。

(答えた野菜の名前をメモする。途中で詰まり約10秒間待ってもでない場合にはそこで打ち切る。出た名前の数が5個以下なら0点、6個なら1点、7個なら2点、8個なら3点、9個なら4点、10個言えたら5点)

検査が終わりましたら採点してください。30点満点で21点以上なら正常です。20点以下は認知症の疑いがありますので、専門医に相談してください。その結果認知症だと診断されても悲観することはありません。認知症の進行を遅らせることで人生を謳歌することはできるのですから。

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