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実現する機能
Scientific LinuxやCentOSは、LinuxというOS(Operating System:PC稼動ソフト)にドライバやアプリケーションソフトをパッケージにして配布しているので、ディストリビューション(distribution:配布品)と呼ばれています。このパッケージをインストールすることでパソコンを使うことができるわけですから立派にOSですが、呼び方にこだわる先輩は多いです。
Windowsでできることは、ほぼできます。しかも無料で。仮想化パッケージソフトでWindowsも使えますので、自宅にあるWindowsPCをScientific LinuxPCにしても購入したWindows用ソフトは使えると思います。ただ、私のPCではDVD以外の機器、USB(外付けハードディスクやプリンター)やサウンドカードやグラフィックカードが使えませんので、仮想化して使い物にならない場合にはWindowsPCに戻せばいいだけのことです。でも、戻し方を知らない場合には試さないでくださいね。
話が脱線しましたが、yumコマンドは、インターネットを利用してパッケージを配布しているサーバーに接続し、パッケージのダウンロードからインストールまで自動でやってくれるので重宝します。動作に必要な依存関係にあるパッケージも自動で把握してダウンロードからインストールまでやります。私もセキュリティ保護のために自動アップデートをしたり、動画を観るためのパッケージを追加したりしてます。
yumの起動手順
(1)パッケージをインストールする場合
[root@ufuso ~]# yum -y install nkf ← nkfインストールに必要な入力文。単語間にはスペースが 入ります。順序は、yum (オプション)(コマンド)(パッケージ名)ですので間違わないように。 yum install ← 命令文(コマンド) -y ← Is this ok [y/N]: と表示された場合にy入力をする手間を省くためのオプションです。 すべてOKでなければ使わないでください。 nkf ← パッケージ。Network Kanji code conversion Filterの略で、これで文字化けを防ぎます。 Installed: ← インストールされたファイル名を以下に表示します。 nkf.x86_64 1:2.0.8b-6.2.el6 Complete! ← インストールが完了すると表示されます。 |
(2)配布元以外からパッケージをインストールする場合(前準備が必要です)
[root@ufuso ~]# yum --enablerepo=epel install clamd ← Clam AntiVirusパッケージのインスト ール命令文です。 --enablerepo=epel ← 可能ならepelという配布元から取ってきてというオプションです。複数(例 えばremiとrpmforge)の配布元を指定する場合には、--enablerepo=epel,remi,rpmforgeと入力。 ・・・ Install 3 Package(s) Total download size: 45 M Installed size: 50 M Is this ok [y/N]: y ← -yオプションが無いので判断入力を求められました。 ・・・ Installed: clamd.x86_64 0:0.97.5-1.el6 Dependency Installed: ← 依存関係があるため自動的にインストールされたファイルが以下に表示 されます。 clamav.x86_64 0:0.97.5-1.el6 clamav-db.x86_64 0:0.97.5-1.el6 Complete! |
(3)その他
[root@ufuso ~]# yum update ← インストールされているパッケージに最新版があればインストール (update)されます。 [root@ufuso ~]# yum remove clamd ← インストールされているClam AntiVirusパッケージを削除 (remove)します。 [root@ufuso ~]# yum clean all ← ダウンロードされたパッケージファイル(拡張子が「.rpm」の ファイル)はインストール後は不要なので、まとめて全部(all)削除(clean)する場合の命令文です。 |
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