Install MediaWiki (CentOS 7.7)
実現する機能
MediaWiki（メディアウィッキー）（MediaWiki）は、業務マニュアル、FAQ（よくある質問）、学習ノートとして最適です。しかもデータが膨大になればなるほど運用管理が楽というのが最大のメリットだと思います。なので、手放せないツールになるか否かは長期間使い続けられるかにかかっています。
以下でインストール手順をご紹介します。
事前準備
以下の環境が事前に必要です。
DatabaseServer –> MariaDB
WebServer –> NginX
詳細は下記サイトを参照のこと。
MediaWiki Install方法
（１）Download URLの確認とcopy
以下の記述はGNOME端末を使います。MediaWikiのダウンロード・サイトに移動して最新版を確認。赤枠１の「ダウンロード」を右クリックして、表示される一覧から赤枠２の「リンクのURLをコピー」を（左）クリックし、URLをコピーしておく（以下のすべての画像はクリックすると拡大表示）
（２）ダウンロードと展開・移動
以下ではGnome端末を使用。
紫色はキーボードから入力するコマンド（コピペした方が楽ですが、コマンドは覚えられません）、緑はコマンドや処理内容の説明、白は自動表示する部分、赤は注意書きです。
| #ユーザーをrootに変更 [tu@ufuso ~]$ su – #rootユーザーのパスワードを入力（表示はされない） パスワード: #wget入力後にコピーしておいたURLを貼り付けてダウンロード `mediawiki-1.27.1.tar.gz’ に保存中 100%[======================================>] 31,504,507 8.60MB/s 時間 3.5s 2020-04-20 10:08:09 (8.60 MB/s) – `mediawiki-1.27.1.tar.gz’ へ保存完了 [31504507/31504507] #MediaWikiの展開（解凍） #mediawiki-1.27.1フォルダの中身を/usr/share/nginx/html/mwikiという名のフォルダ内に移動（mwikiは例示） |
（３）データベースの作成
| #MariaDBへrootでログイン [root@ufuso ~]# mysql -u root -p #MariaDBのrootパスワード応答（パスワードは表示されない） Enter password: Welcome to the MariaDB monitor. Commands end with ; or \g. Your MariaDB connection id is 123 Server version: 10.1.29-MariaDB MariaDB Server Copyright (c) 2000, 2017, Oracle, MariaDB Corporation Ab and others. Type ‘help;’ or ‘\h’ for help. Type ‘\c’ to clear the current input statement. #「mwiki」という名のデータベース作成 #「mwiki」という名のデータベースを読み書きできるユーザー「ufuso」をパスワード「pass」で作成。「mwiki」、「ufuso」、「pass」は例示 MariaDB [(none)]> grant all privileges on mwiki.* to ufuso@localhost identified by 'pass';
Query OK, 0 rows affected (0.35 sec) #MariaDBからログアウト |
（４）PHPのバージョンアップ
| #epelのレポジトリを追加 [root@ufuso ~]# yum -y install epel-release パッケージ epel-release-7-11.noarch はインストール済みか最新バージョンです 何もしません #remiのレポジトリを追加 完了しました! #InstallされているPHPを確認 #InstallされているPHPを削除 完了しました! #PHP7.4をインストール [root@ufuso tu]# yum -y install --enablerepo=remi,remi-php74 php php-devel php-mbstring php-pdo php-gd php-xml php-mcrypt php-cli php-common php-mysql php-pear php-process php-pear php-fpm php-intl php-pecl-apcu
インストール: 依存性関連をインストールしました: 完了しました! #InstallされているPHPを確認 #php-fpmを起動 #php-fpmの自動起動設定 #アップロードファイルの容量が2Mに戻っているので、php.iniも再設定。 #Nginxとphp-fpmを再起動 |
（５）必要なソフトの追加
| #intlのインストールに必要なソフトを入れる [root@ufuso ~]# yum -y install gcc-c++ httpd-devel icu libicu-devel インストール: httpd-devel.x86_64 0:2.4.6-90.el7.centos icu.x86_64 0:50.2-4.el7_7 libicu-devel.x86_64 0:50.2-4.el7_7 依存性関連をインストールしました: 完了しました! #ImageMagickをインストール インストール: 依存性関連をインストールしました: 完了しました! #gitのインストール 依存性関連をインストールしました: 完了しました! [root@ufuso ~]# vi /usr/share/nginx/html/mwiki/images/.htaccess ← 脆弱性回避のために # If you’ve other scripting languages, disable them too. #WEBサーバーとphp-fpmの再起動 #SELinuxを一時的に無効にする |
（６）インストール
１．MediaWikiをインストールしたhttp://yoursite/ mwiki/にアクセスし、赤枠をクリックして次に進む（画像はクリックすると拡大。以下同じ）
２．言語が日本語であることを確認し、赤枠の「続行」をクリック
３．赤枠１に「警告」表示がないことと、赤枠２に緑色の「インストールできます」の表示を確認し、赤枠３の「続行」ボタンをクリック
４．赤枠１にデータベース名を、赤枠２にユーザー名とパスワードを入力して、赤枠３の「続行」をクリック
５．赤枠１にチェックが入ったままでよければ、赤枠２の「続行」をクリック
６．赤枠１にウイキ名、赤枠３に利用者名とパスワードを入力して、赤枠３の「続行」をクリック
７．赤枠からウイキのタイプを選択。私は自分用なので「非公開ウイキ」を選択
８．赤枠の「続行」をクリック
９．赤枠の「続行」をクリック
１０．赤枠の「続行」をクリック
１１．インストールが終了したらこの画面になるので、赤枠１の「ファイルを保存する」をクリックして、赤枠２の「OK」をクリック
（８）終了処理
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#ダウンロードされたLocalSettings.phpが、あなたのユーザーフォルダ内（「tu」は例示）の「ダウンロード」フォルダにあることを確認 [root@ufuso ~]# ll /home/tu/ダウンロード … … -rw-rw-r–. 1 tu tu 4438 4月 23 15:02 LocalSettings.php … … #ダウンロードされたLocalSettings.phpを「/usr/share/nginx/html/mwiki/」に移動 [root@ufuso ~]# mv /home/tu/ダウンロード/LocalSettings.php /usr/share/nginx/html/mwiki/ #mwikiフォルダの読み書き権限を設定 #同上 #展開後は不要なのでダウンロードファイルを削除 #SELinuxを有効にする [root@ufuso ~]# getenforce ← 有効の確認 |
１．赤枠の「ウイキに入る」をクリック
２．トップ画面が表示されたらインストールは成功。赤枠内の「ログイン」をクリック
３．赤枠内に作成した利用者名とパスワードを入力して「ログイン」ボタンをクリック
４．赤枠内のように表示されればログイン成功
以上
（８）の処理をしないと下の表示になるので注意
ユーザー登録のボタンが表示される場合に、それを消す処理は以下のとおり
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#LocalSettings.phpファイルを開いて編集 [root@ufuso ~]# vi /var/www/html/mwiki/LocalSettings.php # End of automatically generated settings. # Add more configuration options below. #最下行に追記。ユーザー 登録をできない設定にする $wgGroupPermissions['*']['createaccount'] = false;
#WEBサーバー再起動 |