1 views

実現する機能

MoodleのUpgradeをするようメールが来たので、アップグレードしてみた。

事前準備

(1)CentOS 7.x にMoodle をインストールが終わっていること

Upgradeできる環境にあるかを確認(詳細はここ

(1)自分moodleのサイトにLoginして、赤枠1の「サイトの管理」をクリックし、表示される一覧から赤枠2の「サーバー」をクリックして、さらに表示される一覧から赤枠3の「動作環境」をクリック。(以下の図はすべてクリックすると拡大する)

(2)赤枠内の現在のバージョンが2.7以上であることを確認。2.7未満の場合は最初に2.7までupgradeすることが必要

(3)赤枠の「PHP情報」をクリック

(4)赤枠内のPHPのバージョンが5.6.5以上であることを確認(phpのversion upはここを参照のこと)

(5)「メンテナンスモード」をクリックして、表示される画面から赤枠内の「NO」を

(6)赤枠1のように「YES」に変更して、赤枠2の「変更を保存する」をクリック

インストール方法

(1)ダウンロードURLの確認とコピー

Moodleのダウンロード・サイトに移動して赤枠の安定版をクリック。以下の説明は安定板を選択した例で行う。

表示される画面から、赤枠1の「click here to download manually」を右クリックして、表示される一覧から赤枠2の「リンクのURLをコピー」を(左)クリックし、URLをコピーしておく

(2)ダウンロードと展開・移動

下記文字の黄色は入力するコマンド(コピペでGnome端末に貼り付ける方法が簡単)。入力後は必ず「Enter」キーを押す赤色は入力内容(コピペでGnome端末に貼り付ける方法が簡単)緑は説明書き、白は自動で表示される部分である。GNOME端末でviコマンドを使う方法についてはこちらを参照。私はGNOME端末ではなく、Windows10上からRLoginでコマンドを入力しているので、RLoginを使う方法についてはこちらを参照

Last login: Sat Apr  1 14:22:57 2017 from 192.168.24.242
[tu@ufuso ~]$ su - ← rootでログインする
パスワード: ← rootのパスワードを入力
最終ログイン: 2016/11/05 (土) 22:18:30 JST日時 pts/0

[root@ufuso ~]# setenforce 0 ← SELinuxを一時停止してインストールを可能にする

[root@ufuso ~]# getenforce ← SELinuxの一時停止を確認
Permissive ← 一時停止

[root@ufuso ~]# mv /var/www/html/moodle /var/www/html/moodle305 ← 現行のmoodle
フォルダを/var/www/html/moodle305というフォルダ名に変更して保存(moodle、moodle305
は例示)

[root@ufuso ~]#  wget https://download.moodle.org/download.php/direct/stable32/moodle-3.2.2.tgz
 ← wget入力後にコピーしておいたURLを貼り付けてダウンロード
長さ: 37986599 (36M) [application/g-zip]
`moodle-3.2.2.tgz' に保存中

100%[=======================================>] 39,465,439  15.9MB/s 時間 2.4s   

2017-04-02 14:29:35 (15.9 MB/s) - `moodle-3.2.2.tgz' へ保存完了 [39465439/39465439]

[root@ufuso ~]# tar zxvf moodle-3.2.2.tgz ← moodleの展開(解凍)
moodle/
moodle/comment/
moodle/comment/comment_ajax.php
・・・
・・・
moodle/auth/nologin/lang/en/auth_nologin.php
moodle/auth/nologin/version.php
moodle/auth/nologin/auth.php

[root@ufuso ~]# mv moodle/ /var/www/html/moodle ← moodleフォルダの中身を
/var/www/html/moodleという名のフォルダ内に移動(moodleは例示)

[root@ufuso ~]# chown -R tu:apache /var/www/html/moodle ← moodleフォルダの
所有者を自分(tuは自分のユーザー名の例示)に、グループをapacheに変更

[root@ufuso ~]# chmod 777 /var/www/html/moodle ← moodleフォルダに書込み権限を
設定

[root@ufuso ~]# cp /var/www/html/moodle305/config.php /var/www/html/moodle/
 ← config.phpを旧のmoodle305フォルダから新のmoodleフォルダにコピー

[root@ufuso ~]# rm -f moodle-3.2.2.tgz ← 展開後は不要なのでダウンロード
ファイルを削除

(3)インストール

1.moodleをインストールしたhttp://yoursite/ moodle/にアクセスし、赤枠の「続ける」をクリック

2.moodleが赤枠の最新版になっていることを確認

3.サーバーチェックを赤枠で確認。「チェック」でもUpgradeは可能だが、気になるなら(4)で必要なソフトをインストールのこと

4.サーバーチェックを赤枠で「OK」であることを確認

5.画面の一番下までスクロールし、赤枠が「続ける」であることを確認してクリック

(4)必要な環境設定の追加整備(–enablerepo=epel の部分は自サーバーに導入したレポジトリに変更のこと)

[root@ufuso ~]# yum -y --enablerepo=epel install php-xmlrpc php-soap ← moodleの
インストールに足りないものを追加
インストール:
  php-soap.x86_64 0:5.4.16-23.el7_0.3   php-xmlrpc.x86_64 0:5.4.16-23.el7_0.3  

完了しました!

[root@ufuso ~]# yum -y --enablerepo=epel install php-pear php-devel httpd-devel ←
 ZendOpcache-betaのインストールに必要なソフトを入れる
パッケージ 1:php-pear-1.9.4-21.el7.noarch はインストール済みか最新バージョンです
パッケージ php-devel-5.4.16-23.el7_0.3.x86_64 はインストール済みか最新バージョンです
パッケージ httpd-devel-2.4.6-18.el7.centos.x86_64 はインストール済みか最新バージョンです
何もしません

[root@ufuso ~]# pecl install ZendOpcache-beta ← ZendOpcache-betaのインストール
Build process completed successfully ← ZendOpcache-betaのインストールは成功
Installing '/usr/lib64/php/modules/opcache.so'
install ok: channel://pecl.php.net/zendopcache-7.0.3
configuration option "php_ini" is not set to php.ini location
You should add "zend_extension=opcache.so" to php.ini ← php.iniに
zend_extension=opcache.soを追記の指示

[root@ufuso ~]# vi /etc/php.ini ← php.iniの編集
zend_extension=/usr/lib64/php/modules/opcache.so

[opcache]
opcache.enable=1
opcache.enable_cli=1
opcache.memory_consumption=128
opcache.interned_strings_buffer=8
opcache.max_accelerated_files=4000
opcache.revalidate_freq=60
opcache.fast_shutdown=1 ← 指示どおり最後尾に追記

[root@ufuso ~]# systemctl reload httpd ← WEBサーバー再起動

(5)インストールの続き

1.赤枠の「moodleデータベースを更新する」をクリック

2.赤枠の「続ける」をクリック

3.赤枠の「変更を保存する」をクリック

4.赤枠の「メンテナンスモードを解除してくだし」をクリック

5.表示される画面の赤枠1を「NO」に変更して、赤枠2の「変更を保存する」をクリック

(6)SELinux関連の設定

[root@ufuso ~]# semanage fcontext -a -t httpd_sys_content_t "/var/www/html/moodle(/.*)?"
 ← moodleフォルダにアクセス権限を与える

[root@ufuso ~]# restorecon -R -v /var/www/html/moodle
 ← moodleフォルダのアクセス権変更を反映させる

[root@ufuso ~]# setenforce 1 ← SELinuxを有効にする

[root@ufuso ~]# getenforce ← 有効の確認
Enforcing ← 有効を確認

8.再度moodleをインストールしたhttp://yoursite/ moodle/にアクセスできればOK。ログインしてサーバーの動作環境画面で赤枠が最新バージョンであることを確認のこと

以上

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください