実現する機能

自社のホームページとしてWordPress(ワードプレス)を使っています。WordPress は、無料で多機能で比較的簡単に使いこなせます。初心者から上級者までレベルに合った使い勝手が楽しめます。

事前準備(下記サイトで確認のこと)

MariaDBデータベース作成

GNOME端末でviコマンドを使う方法を理解しておくこと。以下の記述ではGNOME端末で表示された内容を表示しています。紫色はキーボードから入力するコマンド(コピペした方が楽ですが、コマンドは覚えられません)、緑はコマンドや処理内容の説明、白は自動表示する部分、赤は注意書きです。

#MariaDBへrootで暗号化してログイン

[root@eycwl8s4 ~]# mysql -u root -p --ssl

#MariaDBのrootパスワード応答(パスワードは表示されない)
Enter password:
Your MariaDB connection id is 10
Server version: 10.3.17-MariaDB MariaDB Server

Copyright (c) 2000, 2018, Oracle, MariaDB Corporation Ab and others.

Type ‘help;’ or ‘\h’ for help. Type ‘\c’ to clear the current input statement.

#「wpress」という名のデータベース作成
MariaDB [(none)]> create database wpress;
Query OK, 1 row affected (0.001 sec)
#「wpress」という名のデータベースを読み書きできるユーザー[ufuso」をパス
ワード「pass」で作成

MariaDB [(none)]> grant all privileges on wpress.* to ufuso@localhost identified by ‘pass’;
Query OK, 0 rows affected (0.000 sec)
※ERROR 1064 (42000): You have an error in your SQL syntax; check the manual that corresponds to your MariaDB server version for the right syntax to use near ‘’’ at line 1のエラーメッセージが出る場合には、
grant all privileges on wpress.* to ufuso@localhost identified by pass;にする。

#権限の変更をデータベースに反映
MariaDB [(none)]> flush privileges;
Query OK, 0 rows affected (0.000 sec)
#MariaDBからログアウト
MariaDB [(none)]> exit
Bye

WordPressインストール

(1)WordPressダウンロード&インストール
ここにアクセスして下図のサイトを表示させ、赤枠1をクリックし、表示される一覧から赤枠2の「リンクのURLをコピー」をクリック。(画像はクリックすると拡大表示。以下同じ)

※「wpress」、「tu」、「ufuso」、「pass」は例示なので、自分用に置き換えること。

#wget以下にコピーしたURLを貼り付けてWordPressダウンロード
[root@eycwl8s4 ~]# wget https://ja.wordpress.org/latest-ja.zip

`latest-ja.zip’ に保存中

100%[======================================>] 13,462,421 1.03MB/s 時間 12s

2020-01-20 22:26:01 (1.03 MB/s) – `latest-ja.zip’ へ保存完了 [13462421/13462421]

#WordPress解凍
[root@eycwl8s4 ~]# unzip latest-ja.zip
Archive: latest-ja.zip
inflating: wordpress/wp-login.php
inflating: wordpress/wp-cron.php
・・・
・・・
・・・
inflating: wordpress/wp-includes/class.wp-dependencies.php
inflating: wordpress/wp-signup.php
inflating: wordpress/wp-links-opml.php

#WordPress解凍先ディレクトリを/mkdir /usr/share/nginx/html/wpressディレクトリを
作成(「wpress」は例示)

[root@eycwl8s4 ~]# mkdir /usr/share/nginx/html/wpress

#WordPress解凍先ディレクトリをmkdir /usr/share/nginx/html/wpressディレクトリ下へ
移動(「wpress」は例示)

[root@eycwl8s4 ~]# mv wordpress/* /usr/share/nginx/html/wpress/

#WordPressディレクトリwpress(「wpress」は例示)を一時的に書込可にする
[root@eycwl8s4 ~]# chmod 777 /usr/share/nginx/html/wpress

#uploadsフォルダの作成
[root@eycwl8s4 ~]# mkdir /usr/share/nginx/html/wpress/wp-content/uploads

#wp-contentフォルダとその中の全ファイルに読み書き権限の設定
[root@eycwl8s4 ~]# chmod -R 777 /usr/share/nginx/html/wpress/wp-content

#WordPressに必要なsoftをInstall

[root@eycwl8s4 ~]# dnf --enablerepo=remi,remi-safe -y install enchant hunspell php-IDNA_Convert php-enchant php-pdo php-gd php-mysqlnd php-simplepie

インストール済み:
php-enchant-7.2.11-2.module_el8.1.0+209+03b9a8ff.x86_64
php-gd-7.2.11-2.module_el8.1.0+209+03b9a8ff.x86_64
php-mysqlnd-7.2.11-2.module_el8.1.0+209+03b9a8ff.x86_64
php-pdo-7.2.11-2.module_el8.1.0+209+03b9a8ff.x86_64
php-IDNA_Convert-0.8.0-1.el8.remi.noarch
php-simplepie-1.5.4-1.el8.remi.noarch
php-intl-7.2.11-2.module_el8.1.0+209+03b9a8ff.x86_64

完了しました!

#ダウンロードしたファイルを削除
[root@eycwl8s4 ~]# rm -f latest-ja.zip

SELinuxが有効な場合

#SELinuxでhttpの下記項目がすべてonであるか確認
[root@eycwl8s4 ~]# getsebool -a | grep http
httpd_anon_write –> off

#onにしてネットワークへの接続を許可
httpd_can_network_connect –> off

#onにしてデータベースへの接続を許可
httpd_can_network_connect_db –> on

#onにしてネットワークへの接続を許可
httpd_dbus_avahi –> off

#onにしてネットワークへの接続を許可
httpd_tty_comm –> off
#onにしてネットワークへの接続を許可
httpd_unified –> off

prosody_bind_http_port –> off

#httpd_can_network_connect_dbをonにする。1を入力してonにする方法もある
(1=on、0=offの意味)

[root@eycwl8s4 ~]# setsebool -P httpd_can_network_connect_db 1

#httpd_can_network_connectをonにする。1を入力してonにする方法もある
(1=on、0=offの意味)

[root@eycwl8s4 ~]# setsebool -P httpd_can_network_connect 1

#httpd_dbus_avahiをonにする。
[root@eycwl8s4 ~]# setsebool -P httpd_dbus_avahi 1

#httpd_tty_commをonにする。
[root@eycwl8s4 ~]# setsebool -P httpd_tty_comm 1

#httpd_unifiedをonにする。
[root@eycwl8s4 ~]# setsebool -P httpd_unified 1

#policycoreutils-pythonをインストール
[root@eycwl8s4 ~]# yum -y install policycoreutils-python
パッケージ policycoreutils-python-2.5-17.1.el7.x86_64 はインストール済みか最新バージョンです
何もしません

#ウェブコンテンツとしてwpressフォルダへのアクセスを許可

[root@eycwl8s4 ~]# semanage fcontext -a -t httpd_sys_content_t "/usr/share/nginx/html/wpress(/.*)?"

#変更設定を更新
[root@eycwl8s4 ~]# restorecon -R -v /usr/share/nginx/html/wpress

#ウェブコンテンツとしてwp-contentフォルダへの書込を許可

[root@eycwl8s4 ~]# semanage fcontext -a -t httpd_sys_rw_content_t "/usr/share/nginx/html/wpress/wp-content(/.*)?"

#変更設定を更新
[root@eycwl8s4 ~]# restorecon -R -v /usr/share/nginx/html/wpress/wp-content

#pluginやthemeの追加に必要なftpへのフルアクセスを許可
[root@eycwl8s4 ~]# setsebool -P allow_ftpd_full_access 1

#nginxの再起動
[root@eycwl8s4 ~]# systemctl restart nginx

WordPress初期設定

(1)http://サーバー名/wpress/へアクセスし、表示される赤枠「さあ、始めましょう!」をクリック

(2)表示される画面の赤枠1にMySQLで作成した「データベース名」、「ユーザー名」、「パスワード」を入力して、赤枠2の「送信」をクリック

(3)表示される画面の赤枠「インストール実行」をクリック

(4)表示される画面の赤枠1の全項目を埋め、赤枠2の「WordPressをインストール」をクリック

(5)赤枠の「ログイン」をクリック

(6)ログイン画面が表示されるので、登録したユーザー名を赤枠1に、パスワードを入力して赤枠2の「ログイン」をクリック

(7)管理画面が表示されればOK

(8)下記の設定をする

#WordPressディレクトリwpress(「wpress」は例示)を書込不可に戻す
[root@eycwl8s4 ~]# chmod 755 /usr/share/nginx/html/wpress

#設定ファイルを開く
[root@eycwl8s4 ~]# vi /usr/share/nginx/html/wpress/wp-config.php
#下行の直前に追記して、ダウンロード時にユーザー名とパスワードの入力を省略

define('FS_METHOD','direct');

/* 編集が必要なのはここまでです ! WordPress でブログをお楽しみください。 */

(9)赤枠1の「更新」に数字が表示されたので、さっそく自動で更新できるか確認。赤枠1をクリックして、赤枠2の「翻訳を更新」をクリック

(10)「正常に更新されました」と表示されれば成功

使い方の詳細はWordPressフォーラム参照

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