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CentOS 7.4 で Oracle VM VirtualBox を使う

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実現する機能

CentOS 7.4 にアップグレードして、Windows 10 を使おうとVMware Workstation Playerを起動したら、なぜかログを見ろとのメッセージを残したままエラーとなり、VMware Workstation Playerが起動できなくなりました。(画像はクリックすると拡大。以下同)

そこで、代替VM(Virtual Machine)としてOracle VM VirtualBox(以下、「VirtualBox」と略記)を導入し、VMware Workstation Playerで使っていたWindows10を共有したのですが、ライセンスに問題があるのではと思い共用をやめました。Windows10は、HOMEの代わりにEnterprise(試供版)をインストールしました。
今回は、VirtualBox導入と使い方までを備忘録としてまとめました。

VirtualBoxのインストール

(以下はGNOME端末を用いての手順)
以下の黒背景部分はGNOME端末を表示しています。黄色はキーボードから入力するコマンド(コピペした方が楽ですが、コマンドは覚えられません)、緑はコマンドや処理内容の説明、白は自動表示する部分、赤は注意書きです。

[tu@ufuso ~]$ su - ← ユーザーを管理者(root)に変更するためのコマンド
パスワード: ← 管理者(root)のパスワードを入力(パスワードは画面に表示はされ
ないので注意)
最終ログイン: 2017/08/27 (日) 00:27:11 JST日時 pts/0

[root@ufuso ~]# ← 管理者(root)としてのログインに成功すると、[root@~]と
表示される

[root@ufuso ~]# yum --enablerepo=epel -y install gcc make glibc kernel-headers kernel-devel dkms
 ← 必要なソフトを事前に入れる
パッケージ gcc-4.8.5-16.el7.x86_64 はインストール済みか最新バージョンです
パッケージ 1:make-3.82-23.el7.x86_64 はインストール済みか最新バージョンです
パッケージ glibc-2.17-196.el7.x86_64 はインストール済みか最新バージョンです
パッケージ kernel-headers-3.10.0-693.2.2.el7.x86_64 はインストール済みか最新バージョンです
パッケージ kernel-devel-3.10.0-693.2.2.el7.x86_64 はインストール済みか最新バージョンです
パッケージ dkms-2.3-5.20170523git8c3065c.el7.noarch はインストール済みか最新バージョンです
何もしません ← すでに最新でした

[root@ufuso ~]# yum -y update kernel ← kernelのupdate
No packages marked for update ← update不要。updateがあった場合にはPCの再起動
が必要

[root@ufuso ~]#curl http://download.virtualbox.org/virtualbox/rpm/rhel/virtualbox.repo -o /etc/yum.repos.d/virtualbox.repo
 ← レポジドリをダウンロード
  % Total    % Received % Xferd  Average Speed   Time    Time     Time  Current
                                 Dload  Upload   Total   Spent    Left  Speed
100   259  100   259    0     0   1471      0 --:--:-- --:--:-- --:--:--  1480


[root@ufuso ~]# yum search virtualbox
 ← レポジトリにあるVirtualBoxを検索
VirtualBox-4.3.x86_64 : Oracle VM VirtualBox
VirtualBox-5.0.x86_64 : Oracle VM VirtualBox
VirtualBox-5.1.x86_64 : Oracle VM VirtualBox ← 最新版

  Name and summary matches only, use "search all" for everything.

[root@ufuso ~]# yum -y install VirtualBox-5.1 ← 最新版をインストール
インストール:
  VirtualBox-5.1.x86_64 0:5.1.30_118389_el7-1                                   

依存性関連をインストールしました:
  SDL.x86_64 0:1.2.15-14.el7                                                    
  libXcursor.x86_64 0:1.1.14-8.el7                                              
  libXdamage.x86_64 0:1.1.4-4.1.el7                                             
  libXfixes.x86_64 0:5.0.3-1.el7                                                
  libXinerama.x86_64 0:1.1.3-2.1.el7                                            
  libXmu.x86_64 0:1.1.2-2.el7                                                   
  libXrender.x86_64 0:0.9.10-1.el7                                              
  libXxf86vm.x86_64 0:1.1.4-1.el7                                               
  libvpx.x86_64 0:1.3.0-5.el7_0                                                 
  libxshmfence.x86_64 0:1.2-1.el7                                               
  mesa-libGL.x86_64 0:17.0.1-6.20170307.el7                                     
  mesa-libglapi.x86_64 0:17.0.1-6.20170307.el7                                  

完了しました!

VirtualBoxの起動とOSのインストール準備

(1)Oracle VM VirtualBox を起動するため、赤枠1の「アプリケーション」をクリックし、表示される一覧から「システムツール」をクリックし、さらに表示される一覧から赤枠3の「Oracle VM VirtualBox」をクリック。

(2)赤枠の「新規」をクリック。

(3)赤枠1の「名前」はインストールするOSの名前を適当に入力し、タイプ以下は選択し、赤枠2の「次へ」をクリック。

(4)赤枠1で割り当てるメモリを設定し、赤枠2の「次へ」をクリック。

(5)赤枠1の「仮想ハードディスクを作成する」を選び、赤枠2の「作成」をクリック。

(6)赤枠1の「VirchalBox disk Image」を選び、赤枠2の「次へ」をクリック。

(7)赤枠1の「可変サイズ」を選び、赤枠2の「次へ」をクリック。

(8)赤枠1でハードディスクの容量を決定し、赤枠2の「次へ」をクリック。

(9)赤枠の「起動」をクリック。

(10)インストールするOSをダウンロードしたら、赤枠1の「ダウンロード」をクリックして、表示される一覧から赤枠2のダウンロードしたOSのisoファイルを右クリックし、表示される一覧から赤枠3の「」ディスクイメージまウンターで開く」をクリック。

(11)赤枠のフォルダアイコンをクリック。

(12)(10)でマウントしたOSを選んでクリックして、赤枠2の「開く」をクリック。

(13)赤枠の「起動」をクリック。OSのインストールが始まります。

OSのインストール(Windows 10 Enterprise 編)

(1)表示されている設定に問題がなければ赤枠の「次へ」をクリック。

(2)赤枠の「今すぐインストール」をクリック。

(3)赤枠1の「同意します」にチェックを入れて赤枠2の「次へ」をクリック。

(4)赤枠の「カスタムインストール」をクリック。

(5)赤枠1に仮想ハードディスクが表示されていることを確認して、赤枠2の「次へ」をクリック。

(6)日本であることを確認して、赤枠の「はい」をクリック。

(7)赤枠の「はい」をクリック。

(8)追加しないので、赤枠の「スキップ」をクリック。

(9)赤枠1のサインインの方法はいくつかあるので、適当に選択して赤枠2の「次へ」をクリック。

(10)赤枠1にPCのユーザー名を登録して赤枠2の「次へ」をクリック。

(11)赤枠1にPCユーザーのパスワードを登録して赤枠2の「次へ」をクリック。

(12)赤枠1にもう一度パスワードを入力して赤枠2の「次へ」をクリック。

(13)赤枠1にパスワードを思い出せるヒントを入力して赤枠2の「次へ」をクリック。

(14)コルタナを使うなら赤枠の「はい」をクリック。

(15)プライバシーの設定に問題がなければ赤枠の「同意」をクリック。

(16)10分前後待たされました。

(17)この画面になったら、インストールは成功です。

(18)赤枠が新機能です。

(19)安全のため、まずはアップデートをしておきます。

(20)VirtualBoxの終了は、赤枠1の「×」をクリックし、表示される赤枠2の「仮想マシンの電源オフ」を選んで「OK」をクリック。

以上です。

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