■実現する機能

片面2層式のDVDドライブとDVD-DLを持っていなくても、CentOS 8をインストールするために、今回はインストールUSBメモリを作成しました。

■USBメモリとは?

USBドライブ(USB drive)、USBストレージ(USB storage)、USBフラッシュドライブ(USB flash drive)、USBスティック(USB stick)、USBフラッシュ(USB flash)、USBディスク(USB disk)などとも呼ばれている記憶装置です。
インストールUSBメモリとは、CentOS 8 を入れてインストールできるようにしたもので、自分で作成する必要があります。
今回は、この作り方の備忘録です。作成結果、使用結果については自己責任でお願い致します。

■事前準備

8GB以上のUSBメモリ
ダウンロードしたCentOS 8 のファイル

■CentOS 7 でインストールUSBを作成する手順

GNOME端末でviコマンドを使う方法を理解しておくこと。以下の記述ではGNOME端末で表示された内容を表示しています。紫色はキーボードから入力するコマンド(コピペした方が楽ですが、コマンドは覚えられません)、緑はコマンドや処理内容の説明、白は自動表示する部分、赤は注意書きです。

ユーザー(tu)を管理者(root)に変更。「tu」は例示。
[tu@ufuso ~]$ su –
管理者(root)のパスワードを入力。入力したパスワードは表示されない。
パスワード:
最終ログイン: 2019/11/24 (日) 21:46:00 JST日時 pts/1

#USBをパソコンに挿し、USBのドライブ名を確認。以下の表示は例示なので、
自分のUSBメモリ名で確認のこと。

[root@ufuso ~]# parted -l


モデル: TOSHIBA TransMemory (scsi) #挿したUSB名を確認。
ディスク /dev/sdb: 15.5GB #USBのドライブ名を「/dev/sdb」と確認。覚えておくこと。
セクタサイズ (論理/物理): 512B/512B
パーティションテーブル: msdos
ディスクフラグ:

番号 開始 終了 サイズ タイプ ファイルシステム フラグ
1 1049kB 15.5GB 15.5GB primary fat32 boot, lba

#ダウンロードしたCentOS 8 のイメージファイル(isoファイル)をUSBメモリにコピー。
「home/tu/ダウンロード/CentOS-8-x86_64-1905-dvd1.iso」はダウンロードしたファイルの
名と保存場所の例示、「dev/sdb」はコピー先であるUSBのドライブ名の例示。

[root@ufuso ~]# dd if=/home/tu/ダウンロード/CentOS-8-x86_64-1905-dvd1.iso of=/dev/sdb bs=512k
13610+0 レコード入力
13610+0 レコード出力
#「コピーされました」と出れば完了。
7135559680 バイト (7.1 GB) コピーされました、 1721.14 秒、 4.1 MB/秒

以上。後は

■USBメモリを挿したままパソコンを再起動し、ブート先をUSBメモリに変更すれば、CentOS 8 のインストールが始まります。

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